らくいぬ生活では、毎週しつけ教室を開催しています。
とりあえず「新しいしつけ教室」と呼んでいますが
「新しい」というぐらいなので
普通のしつけ教室とは内容が全然違います。
どこが違うかというと、
まず、わんちゃんの姿勢を整えるところから始まります。
なぜ、姿勢を整えるのかというと、
わんちゃんがコマンドを聴ける体勢になっていないのに
飼い主さんが懸命にコマンドを言っても伝わらないからです。
姿勢が整うと、それだけで落ち着くわんちゃんが多いです。
こういうことをしている、しつけ教室は、おそらく
らくいぬ生活だけだと思います。
でもこういう新しいしつけ方は、これから必要だと思います。
10歳になるコーギーのPさん。
3年ぐらい、らくいぬ生活のしつけ教室に通っています。
とくに問題があるわけではなく、
覚えも早いし反応もとてもいいわんちゃんです。
なのになぜ、しつけ教室に通い続けているのかというと
飼い主さんがお仕事で家を留守にすることが多く、
Pさんとなかなか遊べない。
最近は散歩もしっかり行くこともできず
Pさんが退屈しているのではないか?と、かわいそうに思って
来られているわけです。
そんなわけで通い始めは、気分転換になるゲームなどをして
Pさんも飼い主さんと一緒に遊べてうれしそうでした。
しかし、Pさんの身体に触ると硬い!
お顔の表情もなんだか緊張していました。
これは、このままだと将来歩けなくなる可能性があると感じたので
飼い主さんに、お家でできる簡単なマッサージをお伝えしました。
しかし、
飼い主さんから見ると、いま元気に走り回っているのに
歩けなくなるなんて思いもしないことなので
お伝えしたマッサージはお家でほとんどやらなかったのです。
それから、しつけ教室に通い続けて3年になろうというとき、
Pさんと飼い主さんの関係がよい方向へ向かってきて
Pさんのお顔の緊張も和らいできて
次のステップへ…というときに
Pさんが腰を痛がったのです。飼い主さんはビックリして不安になってましたが
これは予測できたことです。
わんちゃんは痛いところを隠します。
なのに痛いのを表現しているということは
その症状はかなり深刻だということです。
Pさんの身体を触るとカチカチで、
わんちゃんの身体に触っているというよりも
プラスティックにでも触っているようでした。
さすがにこれは飼い主さんも無視できない事実です。
それからは、お家でマッサージをしてもらい
ハーブで身体の中からと外からケアをし、
少しずつ、身体を柔軟にしていくことにしました。
おそらく、一般的な飼い主さんだと
わんちゃんが歩けなくなるまで気づくことができず
歩けなくなって、「もう年だから仕方がない」と、
諦めつつも何とかしたい一心で病院へ通うことでしょう。
そこまで酷くなると、病院ではどうすることもできず
ただ痛み止めを投与するだけです。
それでは、わんちゃんも飼い主さんもツラいです。
わんちゃんが苦しむ前に気づいてください。
そして早めの対処をしましょう。
▲7歳頃のPさん
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